青くない青春をどうぞ。

□#1
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―3次元の男には興味がない、何度、この答えを貫き通して来ただろう。




知り合いにイケメンが多すぎて耐性がついたから、全く動揺しない。







目の保養になるのは結構いいと思うけど。



しかも、こんな冷めた女を好きなる人なんて居ないだろうし、




生憎、私は追うのも追われるのも嫌いだから。




対等な関係でいたいだけだし、興味が全くないものだって勿論ある。





―――追っかけとか面倒なコトしてる女子たちに聞きたいね、





そんなに追っかけて何の得があるっていうんだろう…






振り向いてくれる確率は0%に等しいのに。







そんな事するくらいなら部活に入るけど。





私はただ、平凡な暮らしがしたいだけで、何も間違っていないと思っている。






テニス部と関わると面倒じゃん、フンクラブの女子とか…





別に怖くないけど、話しているだけで疲れるから嫌いだ。





―――あの香水臭い女子たちだって、違う方に努力すれば…幾らでも自然な可愛さになれるだろうに。






根っから腐っている私と違って、更生できると思うけどね。







私の場合は前からこんな性格だから治んないけど。





苦手なテニス部にも唯一、ウマの合う先輩がいる、丸井ブン太先輩。




お菓子が好きでボレーヤーで桑原先輩とダブルスを組んでいて、





いつも話聞く限り、本当にテニスが好きだって伝わってくるし…






――こんな私の事を理解してくれる人。




ブン太先輩には、しょっちゅうお菓子をせがまれるけど、それこそ先輩の長所じゃん?






言ったら怒られそうだけど、背が小さい所が可愛いと思うんだよね…



周りと比べて、派手な髪の毛をしているけど、不思議と嫌悪感を感じない。







幼なじみも銀髪だし…今更、髪の色どうこう言言ってもね…(笑)
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