記念本棚

□魔王様に嘘を付いてみよう
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エイプリルフール。

魔王様に大嘘を言ってみようと馬鹿な企画をしたのは言うまでもない、腐れた腐男子の提案である。

南雲は口角を上げ笑うと大地の意見に賛同した。

けれど生徒会役員や一匹狼達は首を縦には振らない。

痺れを切らした南雲が大地に耳打ちすると、鼻息を荒げた腐男子は集まっていた部屋から飛び出した。

去り際

『ア〇ロ行っきまぁぁす!!』

なんて叫んで行った。

そして風紀委員会のお父さん水城は大きなため息を吐き出しながらぽつりと呟いた。

『ドウニデもなれ』

お父さんは黄昏れながら窓の外を見つめる。

しばらくして大地が戻ってきたその後ろには、魔王様が立って居た。

「なあに俺に用ってぇ?」

緩やかな口調だが風紀委員のメンバー以外はたじろいでしまう。

「ねぇ大ちゃん俺に用が有るって言ったのはだぁれぇ?」

すると南雲はニヤつき口を開く。

そして指名されたのは…。



2P 『黒川がお前に用が有るんだとよ』
*オマケ エロ含み
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