夢小説2
□俺=球磨川
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球磨川は血を出し過ぎとあまりの激痛で意識を手放した
一瞬病院に連れて行こうと考えたけどまぁいっか
真っ赤にグッショリ染まったシーツをぼんやり見下ろしながら瀕死の球磨川の白い肌に注目する
「お前、綺麗な面してるよな」
「…………………」
「どうせ使うんだろ?オールフィクションとやらを」
「…………………」
「使うんだろ?なぁ」
「…………………」
「いつもみてーにアホ面で俺にいじられろよ」
「…………………」
「使ってみろよ」
「…………………」
「使えよ!なぁ!?」
「…………………」
ぐいっと胸ぐらを掴み上げても球磨川はウンともスンとも言わない
もちろん意識がないのだから応答がないのは当然だ
もしかしてやばいかな
このままだとこいつは死ぬのかな
もう、会えないのかな
一筋の涙が流れた