夢小説2
□さあ、ラストスパートだ
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「善吉の言う通りだ」
一件落着と言わんばかりに扇子をぱちんと閉じた
みんな口を閉ざしている
俺はくくくと笑って生徒会室を後にした
「『琉茅ちゃん待って!』」
球磨川が呼び止める
俺は顔だけ後ろを向いて言った
「屋上で待ってる」
「『うんっ!』」
球磨川は嬉しそうに頷いた
なにか用事があるらしく生徒会室に戻っていった
その後すぐに善吉が走ってきた
はあはあと息を切らせている
「めだかちゃんから伝言だ。“反省していないそんな非常識な奴を切り離すなどしない…これからは私がしっかり常識を叩き込んでやる“だってよ」
「まじか」
「あぁ」
「めだかちゃんらしいな」
くすり笑うと善吉が顔を赤らめた
なんかして欲しいか?
ハグとかキスとか
ま、顔に書いてあるけどな