夢小説
□ココアと無恥
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球磨川を病院送り(本人はオールフィクションを使わずにぐるぐる巻きの包帯をして普通に学校に通っている)にして二週間の停学の最中
ピーンポーン
マヌケな機械音と
「『るちちゃ〜ん』」
マヌケな声
間違いない
球磨川本人だ
…面倒くせェな
寝ぐせがついた頭を揺らしながら部屋着のスウェットで玄関のドアを開ける
ガチャ
「『久しぶり』」
「『全然連絡ないから僕との約束忘れたのかと思ったよ』」
「わりーわりー…で、約束って何だっけ?」
「『酷い!もう』」
「『抱いてくれるって言ったじゃん!』」
「えーその格好で?」
頭は包帯ぐるぐる巻きで片目は眼帯から分かるくらいに腫れて左腕は粉砕骨折かギプスをして松葉杖をついているから片足は全く使えてないのだろう
「『もちろん!』」
にっこりと笑いながら靴を脱ぎだす
おいおいおい
勝手に上がんじゃねーよ
そう思ったがまぁ茶ぐらいなら出してやろう