小さい宝島

□控室の僕達(1)
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「ホンギちゅわ〜〜〜〜んっvv」
「なぁにぃダ〜リ〜ンvv」
ああっ、また始まった!毎日恒例のイチャイチャタイム。
まさか日本に来てもこれを味わうなんて思わなかった。

「ホンギちゃんはいつ見ても可愛いね」
「ええっ、ヤダァっ、ダ〜リン」
良く飽きもせず毎日毎日同じセリフが言えますね?
取り敢えず聞えないふりと見ない事が大事。
見たら喜んでエスカレートするだけなんだあの二人は。
露出狂の変態と同じだからね!!

ミナリとスンと一緒に外に出れば良かった・・・。
ファンが居て囲まれるのも嫌だけど、ここに居て二人のイチャイチャを見せられるのも勘弁だ。
「あっ、ダーリンっ、そこ触っちゃだめっ」
もう、今度は何を始めっ・・・・おいおい・・・・。
僕が知らんぷりしてる間にお二人共全裸ですか?
「あのぉ・・・・後30分程でファンミーティング始まりますけど?」
「大丈夫大丈夫、すぐ終らせるから」
ジョンフン兄さんのすぐはあてにならないんだけど?
「お邪魔なら僕出てますけど?」
て言うか出たい、是が非でも!!
「あっ、ジェジンっ、居ていいから・・・つうか、居て」
何故か僕に居て欲しいホンギお兄さん。兄の権限でこれは「居ろ」って言う命令だ。

狭い控室。何時の間に差し入れのお菓子やらドリンクを退けたのか、お兄さん達はテーブルの上で抱き合っていた。
はい、とってもソフトな表現をしています。
その証拠に、さっきから二人の乗ったテーブルが、ギシギシと物凄い音を立てて悲鳴を上げてます。

「あんっ、ダーリンっ、ゴム付きは嫌ぁっ」
「我慢してぇっ、ここで中に出したら大変だから、ねっ?」
「チュッ」って音を立ててホンギお兄さんの頬にキスをして二人でにっこり。それにしてもさっきから二人共あの話し方は何?(特にホンギお兄さんね)
今日は一体何プレイなんだろ?

「ただいまぁ〜。ジェジンさんお土産いっぱい・・・うわっ!!」
両手にホットドッグやらポテトやらを抱えてスンとミナリが帰って来て、僕にホットドッグを渡そうとしたスンが全裸の二人を見つけ驚いた。
見つけるっていうか・・・勝手に目に入るんだけどね。

「ホンギちゃんっ、見物人が増えたよ」
「ぁあんっ、ほんっ、ぁっとだぁっっ」
ホンギお兄さんバックで突かれながらスンとミナリを指差して喜んでます。
この二人、人に見られて何が嬉しいんだ?
「今日は一日中新婚さんプレイなんだって」
えっ?ミナリ平気な顔で二人を見物しながらポテト食べてる・・・。しかもプレイ内容もご存じ?
「そうそう、新婚さんだから場所も時間も関係なくヤるんだ♪」
ジョンフン兄さん楽しそうに言ってますけど、時間も場所もっていつもの事じゃ?
構わないですけど、ファンミーティング中は止めて下さいね。
新婚さんプレイだからホンギお兄さん、さっきからジョンフン兄さんの事ダーリンって呼んでるのか。

「あっ、ダーリンッぅっ、ぁあっイッちゃうっ」
「もうちょっと我慢してっ、ダーリンも一緒にイくからっ」
あーあー、自分でダーリン言っちゃってるよ。あの人がリーダーで大丈夫だろうか?
「ぁあっ、イくっっ・・・でもっ、テーブル汚しっ」
それは迷惑なので止めて下さい。
「はい、ホンギさん」
ミナリがコーラを飲み終えた後の紙コップをホンギお兄さんに渡す。
「ミナリッ、ぁっ、ありがとっ、んっああっ、ぁあああっ」
はい、ミナリから紙コップを受け取りホンギお兄さんそこに発射。
「うっ、ホンギっ」
ジョンフン兄さんもほぼ同時にフィニッシュ。でもイく時は素なのね・・・・。

「すいません、そろそろスタンバイを」
コンコンと言うノックの後、控室のドアの向こうで声が掛かる。
「はーい」
ミナリの元気な返事。
「じゃ、そろそろ行きますか?」
普段に戻ったホンギお兄さんの声、だけどホンギお兄さん達いつ服着たの?
すっかりスタンバイOKの二人・・・・。
ぞろぞろ控室から出て行くけど・・・、あの紙コップに入ったホンギお兄さんの「精液」はそのままでいいの?
片付けようかどうしようか悩む僕に、
「ジェジンさん行こう」
スンが微笑んで手を差し出すからそのままにして控室を出た。

ファンミーティングを終え、控室に戻るとあの紙コップは無くなっていた。
皆忘れてるみたいだけど誰も片付けてないんだよ僕達っ!!
誰か優しい人が片付けてくれたのか、それとも誰かが・・・いや、考えるのはよそう。
きっと優しい誰かが片付けてくれたんだ!!
ファンミーティングを終えた二人の新婚さんプレイは再開された。
「ホンギちゃん、今夜は寝かさないよvv」
「いやんっ、ダーリンったらっvv」
はあ、毎晩寝かせてないし。おかげで僕達は寝不足です。

日本のプリマドンナの皆さん、これが僕達の日常です↓
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