5つの宝島

□俺の知らない俺(フニ×ホンギ)
1ページ/4ページ

カムバックしてから毎日の様に続く歌番組の収録。
俺でも難しい歌で喉に負担がかかるのは勿論だったけど、それよりも切実に困っている事がある。
それは歌った後に嫌でも体が昂ってしまう事。

スタジオで単なる録画ならここまで興奮はしない。
だけど韓国って観客を入れてステージで歌う歌番組が多いんだ・・・・。
感情を入れて観客の前で歌ってるとどうしても体も昂って来る。
喉が辛いってのもあるけど俺が1位を取った後に歌わずにメンバーに譲るのは、少しでも体の昂りを鎮める為だったりする。
男の身体って結構不便。性的興奮じゃなくっても勃つんだもんなぁ・・・・。

おかげで今もフニをトイレの個室に連れ込んで迫っている所だったりする。
「フニっ、早くぅっ」
『待てって!それよりお前声デカイって。外に聞えるだろ』
フニはコソコソ囁く様に言って俺の口を押えた。
その間にフニのズボンのファスナーを下ろして、このシチュエーションによってすっかり期待に膨らんだフニ自身を引っ張り出した。
『おまっっ、乱暴に扱うなっ!それより声我慢出来るのかよ?この間ヤバかったぞ』

そう、この間も昂りを鎮める為にフニをトイレの個室に引っ張って来てヤッたんだけど、俺が声を我慢しきれなくて危うく見つかりそうになった。
『あの時は何とか具合の悪くなったふりで乗り切ったけど、今度も上手くいくとは思えないからな』
もう、フニ煩いなぁ・・・。
俺はジャケットのポケットからスンから奪って来たバンダナを取ると、俺の口を押えてる手を退けて自分で猿轡にした。
『用意いいね・・・じゃあ遠慮なくvv』

自分の声がデカイのなんて百も承知だし、フニに抱かれて声を抑えられないなんて事も十分に分かってる。
昂りなんて暫く我慢すれば治まるし、それが嫌なら自分で扱けばいい・・・普通なら。
普通の男なら自分で扱けば治まるけど俺は無理。前の膨らみは解消しても今度は後ろが疼く。
フニに抱かれ続けて前だけじゃ満足出来なくなった俺。
多分、今の俺じゃ女とヤッても満足出来ないだろうなとたまに思う事がある。

便器の蓋を下ろして座ったフニが、壁に手を付いて後ろ向きになった俺の剥き出しのお尻を撫でる。
俺は早く目的の場所に触れて欲しくて腰を振った。
『ちょっと待てって・・・俺も早く入れたいけどいきなりは無理だろ?それとお前もこれ着けろ』
フニが俺の腿を何かを持った手で叩いた。
何かと思えばコンドーム。
『この間後始末苦労しただろ?衣装も汚せないしお前も着けろ』
俺にもって事はフニも着けるんだコンドーム。
フニを直に感じられないから俺はコンドームを着けてするのは嫌いだ。

『そんな目で見るなよ・・・。俺だって直にお前を感じたいけど、ここで事後処理なんて出来ないから。着けるなって言うならヤらないよ?』
どうやら恨めしそうな目でフニを見ていたらしく、何も言わないでも俺の気持ちは伝わったみたい。
『どうする?』って訊かれて、このままなんて辛くてありえないから、首をブンブン振って着けたままでいいと伝えた。

次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ