黒子のバスケ

□痛いほどに、
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なんで、――…

そう呟いた言葉は冷えた夜空へ溶けて行った。


「亜衣、ごめん…」


私は動揺した。


「なんで、なんで…」


言いたいことは山ほどあるはずなのに、こんな時に限って出てこない。

ずっと、会いたくて、

ごめんねって、あの時のは嘘だよって、

言いたくて、胸が痛くて、どうしようもなくて。


「パ、パ……」


私の頬に、一筋の涙が流れた。




―――fin.

あとがきという名の言い訳。→
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