赤毛は嫌いですか?

□交わり
3ページ/3ページ

帰り道――・・

「まさか一緒に帰ってくれるとは思いませんでしたよ。」

「・・・。(ふいっ)」

じ、女子の視線が痛かったから一緒に帰ってやってるだけなんだからなっ!

・・・何で一緒に帰るなんていったんだ俺

「・・・。」

二人で黙ってしまった

なにか話題を・・・このままじゃ気まずい・・・

「・・あの、さ」

「?」

気になった今日のことを話してみる


「なんで俺にいきなり告白したんだ?それとその後の・・・っ・・」

恥ずかしい・・・

「ふっ・・・それはね、まだ知らなくていいですよ」

「なっ、か、仮にもこ恋人だろ?」


うわ・・・何言ってんだ俺


「まったく、悠紀は気がはやいな・・・」

悪い子。と軽く微笑まれた

「〜〜〜・・」

顔がなぜか赤くなる

赤くなる俺はやっぱり変態なのか・・・

いやいや、今日は暑いな〜なんて、
・・・ははは・・はは・・・

・・・はぁ(汗

「・・・先輩?」

うつむいていたら布崎―・・・風雅に心配された

俺のこと良く見てんのな・・・

たぶんこいつのそういう優しいところがいいんだろうな、女子には。

女子には、だぞ。

俺はどうとも思ってないっ・・・


「・・だいじょうぶだ、心配すんな」

「それならよかった、もし体調が悪かったら悠紀とセックスできなくなる。」


・・・おい、いまなんっつったよこいつ。

今わかった、いや、最初からだが


変態だ・・・。


まったくこいつは、人のこと言っておいて自分が一番変態じゃねーかよ・・・


「っはあ!?」


「じゃ、俺の家こっちなので。さようなら。」


すたすたと別の道へ帰っていく風雅

帰り際にニヤっとしていきやがった、


・・・ゾクッとしたとか、そんなの、ないからな!!

この日はまだゾクッとしただけですんだそうな・・・


交わり、終了―・・・
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ