赤毛は嫌いですか?

□彼女はつらいよ
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保健室。



ここの先生は、本当に仕事してんのか!?ってくらい居ない。


職員室でサボってるか、なぜか屋上にいたりする。


……おっさんだが、女子に人気らしい




もう少しここの保健室について話したいが










…ベッドに押し倒されてなければな



『お前っ…いきなりはないだろ、』



そんな言葉を無視するように風雅は舌なめずりをしてニヤリと口角を上げる



「…悠希のネクタイ使わせてもらうよ。」



『使うなっやめろっ…!』



必死の抵抗をしてみるが、手は頭の上でガッチリと掴まれていて動けない。


「まぁ…拒否権なんて元々ないけどな。」



しゅるりと俺のネクタイを外し、手首を縛る


なんだかこれだけで軽く涙目だ


ちくしょう…俺の何が嫌なんだよ……


「………?急に大人しくなったけど、どうした??」



『…お前さ、何が嫌なんだよ。』



「嫌…?」



『嫌じゃなきゃこんな…縛ったりしねぇ』



そう訴えると、風雅はポカーンとした表情を浮かべたと思ったらいきなりぷぷぷと笑い始めた


こいつ、なんて奴だ


人が真剣に言ったことを笑いやがって


そう思った俺は風雅をキッとにらみつける。




「何を言ってるんだ、悠希を好きじゃなきゃ告白したりエロいことしない……」


ちゅ


『…んっ……』



そこから深く舌を絡めてくる



そのせいで俺は息ができない




『ぁっ…ふぁ、んん…ちゅ…いひっ…いひできなッぁ……』



背中をバンバンと叩き、ようやく解放されると、酸素を精一杯吸い込む


『ひ…はぁ…はぁ……』


「悠希可愛い…」



そんなことを言われても気にとめられないくらい頭の中は真っ白だった


やばい…気持ちいい、かも……
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