リクエスト 2
□変らぬ約束 epilogue
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「お〜い!土方、コノヤロ〜!!いい加減にしなせぃ!!俺は、ドラマの再放送があるから先に帰りやすぜ!!!」
いつまでも抱き合って降りてこない土方に、沖田は大声でそう叫んでからそこを後にした。
恐らく彼なりの気遣いだろう。
しかしその声にようやく我に返った土方は、慌てて銀時から離れる。
その顔は真っ赤に熟れていて、銀時は思わず笑みを漏らした。
それに気付き土方は上目遣いで睨んでくるが、そんな可愛い顔で睨まれても怖くもない。
「俺の家においで?」
耳元に囁いてやると、土方は瞠目してからコクンと頷く。
銀時はその可愛い仕草にまた笑みを深くして、土方をお持ち帰りしたのだった。
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