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□14歳のクリスマス
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−そう、それはあの日の夜の事だった−
世間はクリスマスだってのいうのに、14歳の俺にはクリスマスプレゼントは無い
毎回毎回、女ったらしで部屋の片付けもまともにできない癖にこのヘルシング機関を統括している、駄目な大人の代表と言い切れそうな男、アーサー・ヘルシング局長は普段から部屋の掃除から家事から何から何まで俺にやらせる癖に(まぁ、実際ヘルシング家に仕える執事だから仕方ないが)何もご褒美は無し
せめてクリスマスくらいご褒美を寄越してくれても良いじゃねえか
徐に机から葉巻を取り出して火をつけた
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