LongStory
□風邪引き編
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今日は体育で汗をかいた。
合宿が終わって次の日は普通に学校です、っておかしくない??
私、疲れてるんだけど…
はっきり言って、帰っても誰もご飯作ってくれてないし…
って、何?!この共働きの主婦の悩みみたいなの!!!
私まだ中学生だから!!(いや、高校生か??)
それはいいとして、昨日も幸村くんが家に来た。
「また母さんが、」って言い訳してたけど、多分幸村くんのお母さんはそんな薄情な人じゃないよって追い返した。
幸村くんが居ることによって、更に疲れる。
と思ったら、案の定、再び家に入ってきた。
(どうやって入ったの?!)
何故か、合鍵を作ったらしい。
(どうしてか聞いたら、やっぱり「俺だから」と言っていた。)
私はやはり、自分の貞操が不安になった。
自意識過剰かもしれないが、この人怖い。
色々文句を言ったら、「昨日寝た夕葉を運んであげたのは誰??はじめに受け止めたのは誰??」と、
そのネタを引きずってきた。あー…だから嫌だったんだよ、誰かに任せてほしかったよ。何でそんな事したんだよ…
そして、何で私は寝てしまったんだ…
と、後悔ばかりが渦巻いていた。
そして、疲れたまま今日、月曜日を迎えた。
体育の授業があるのが最悪だと思った。
後片付けまで任されたために十分に汗を拭くことが出来ずにシー○リーズを付けて急いで教室に向かった。
他の生徒も体育の後で、「暑い」と言いながら授業を受けた。
窓際の席だったために、よく風が通る。
『(寒くなってきた…。)』
でも、みんな暑そうだしな…。
と思い、窓は閉めなかったのだが…
それが災いしたらしい。
何だかダルい。
風邪でも引いたようだ。
誰にも心配をかけたくなくて、私はそのまま過ごした。
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