LongStory

□関東大会編
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次の日学校に行くと、赤也が「元気になったんスね!!!」とはしゃいで抱きついてくる。



精)「赤也、夕葉はまだ病み上がりなんだから、」

『ううん、大丈夫。もう完全復活だから!!!』



雅)「良かったのぅ、…やっぱし、夕葉がおらん部活は寂しいぜよ、」

『雅治、ありがと。』

比)「朝練から無理してこなくてもよろしいのに…」

『ううん、本当に大丈夫だから。私も早くみんなに会いたかったし。』

ブ)「そう言って無理するから心配なんだろぃ??」

ジ)「今度から、しんどい時は無理すんなよ?」

『うん、ブンちゃんもジャッカルもありがとう。』


弦)「今後は気をつけるんだな。」

『ごめんね、弦一郎。』

精)「きっと、合宿中も頑張ってたし、その疲れが出たんだよ。」

蓮)「まあ、夕葉が居ないと大変だからな。」

『ごめんね、本当に。』

蓮)「精市が、お前が心配で集中出来ないからな。」

精)「柳!!!」

蓮)「それに、ずっと早退するとばかり言って、理由を考えるのに付き合わされた。」


幸村くん、そんなに心配してくれてたのか…


ブ)「ああ、幸村くん、お母さんから夕葉は昼ごろから熱も下がって元気だってメールが来て喜んでたしな、」

赤)「あの部長はレアッスよ。」

『私も看病してもらったときの幸村くんはレアだと思った。』




こんな会話の後、普通に部活をして、授業も受けて…


今日も、普通に終わると思っていた。










それなのに…





























「部長?!」


『………。』





何が起こったのか理解できなくて、周りの音が遠くなっていった―。































『幸村くん、が……』







倒れた………??

















どうして…、







私はどこか安心していたんだ、と知る。


確か原作では2年生の時に倒れたって…

でも、3年の関東大会は限界を感じて、
弦一郎に託して、闘病生活を送って、

そして、全国大会には復帰して、そして…














私が、運命を変えたんだ…。























私は、そう感じて、立ち尽くしていた―。










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