LongStory

□Jr.選抜編
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『この間も、何か小学生のテニスプレイヤーを助けたとかで…
何か、不二くん、偶然会った女の子とデートまでしてあげたみたい。
わー、いい人。すごーくいい人。幸村くんは適当にあしらうだろうけど、』


精)「それは不二が振るのが下手なだけだろう?」

『それでも付き合ってあげるあたりが素敵だよね。プリクラなんか一緒に撮ってあげちゃってさー…しかも王子様のコスプレして。』

精)「何?夕葉は、そういうのが好みなの??」



『別に、そういう訳じゃないけどさー…』




精)「元気になったら、デートしようね。

『誰が?誰と?幸村くんが不二くんと?』

精)「気持ち悪いこと、これ以上続ける気なら五感奪うけど?



魔王様完全復活。(?)



あの後、不二くんから「周助って呼んでね」なんてメールが来たけど、
幸村くんの前で言ったら、前みたいに「精市」って呼ぶ羽目になるから意識している。


何で「精市」が嫌かって言ったら、理由は2つ。
1つ目は恐れ多いから。2つ目はすぐ調子に乗るから。






ちなみに、小学生の女の子とデートした話は何故か不二く伝えでメアド交換をした、桃城くんと菊丸くんからメールが来た。

何だかんだで、私は青学メンバー(レギュラー陣)のうち、手塚くん以外のメアドを知っている。



青学、もうすぐコンプリートだよ。(笑)
氷帝に関しては、榊太郎まで知ってるからね。
準レギュラーの滝さんまで知ってるからね。(どう?天才的?)




まあ、こんな感じで手術から数日後。幸村くんは順調に回復している。

そろそろ辛いリハビリが始まる頃だが、ある程度回復したら、退院するらしい。
退院したら、家から病院に通ってリハビリを続けて、その後学校に通いながリハビリ。
それが終わったら、やっとテニスが出来るらしく、まだまだ道のりは遠いが、幸村くんなら大丈夫。


何で?って聞いたら、「俺だよ?」と言うことだろう。





先ほどまで、幸村くんの手術成功のお祝いをしていた。


今は病室を片付けながらの会話である。



相変わらず、ブンちゃんはケーキを食べていた。
でも今回はすごいんだよ。










ブ)「ケーキは俺の手作りだぜぃ!!!」

赤)「え、それって大丈夫なんスか?」←

ブ)「大丈夫って何だよ!!美味すぎて倒れても知らねーぞ!!」

ジ)「どんなケーキだよ…。」




もちろん、ブンちゃんのケーキは絶品でした。

食べるだけじゃなくて、作るのも上手なんだね。





雅)「夕葉、それは何じゃ?」

『あー…これ、何でも無いよ。大したものじゃ…』

雅)「ケーキじゃないんか?」

ブ)「え?夕葉もケーキ作ったのかよ?!」

『あー…うん、…でもブンちゃんの美味しかったから、出しにくくなっちゃって…』

精)「かぶるなんて、…やっぱ俺が居ないと駄目だね。」

『(確かに、今まで幸村くんが指令出してたもんね!!…私が風邪引いたときとか。)』

比)「私はまだ食べれますよ。」

ブ)「俺も!!あと2ホールはイケるぜぃ!!」

ジ)「一人で食う気かよ…。」

弦)「うむ、俺もまだ食えるぞ。」

蓮)「ああ、折角夕葉が作ったんだ。食べよう。」


『あんまり期待しないでね?』




赤)「ヤバッ!!“幸村くん、おめでとう”ってこれ、手書きッスか?」

『うん、下手でごめんね!!』

比)「いや、お上手ですよ。」

蓮)「チョコペンの先を1.45センチ切ってこれを書ける確率は…『そんな事考えてないからね?』





結局、私が食べたのもみんなで食べた。

幸村くんは「丸井、太るなよ?」と言っていたが…




精)「みんな、ありがとう。」




精)「でも、夕葉のケーキ食べたんだ。明日の練習はメニュー5倍だよ?それに負けたしさ。




幸村くんは、やっぱり部長さんだな…

いや、幸村くんは幸村くんなんだなって思いました。









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