LongStory

□Jr.選抜編(仁王side)
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雅)「幸村が許した…?!」






俺は驚きという感情しか無かった。





目の前には、笑顔で「しばらく会えない」という女。






何でじゃ…!!!





ブ)「う、嘘だろぃ?!」

比)「まさか、でしたね…」


ブンちゃんは現実逃避で夕葉の肩をゆする。
夕葉に『ホント、』と言われてヤケ食いじゃ。
(幸村に怒られるぜよ。)


柳生はめがねをあげながら、焦りを隠している。


ジ)「マジ、かよ…」

顔が引きつっとるナリ。
まあ無理もない、被害を被るんはほとんどジャッカルじゃ。










Jr.選抜に行った、真田と参謀と赤也。

そしてボランティア参加のマネージャー夕葉。




今日から一緒に帰るんが夕葉じゃ無いのは寂しいのぅ、










ブンちゃんは「不公平だ!!」と騒いでいる。




夕葉は『行って来まーす』と元気よく手を振っていた。

雅)「(…幸村から解放されたみたいじゃのぅ)」



にしても、4人が居なくなって1日目から文句ばっかりじゃ。


比)「マネージャーが居ないため、ドリンク作りを1年に頼みたいと思います。」

まあ、残っとるレギュラーん中でこういう事出来るんは相棒じゃろう。


1年は、ちゃんと仕事をこなしてくれたが、ドリンクはお世辞にも美味いとは言えん。




ブ)「まじー…」

ジ)「おい、作ってもらえただけ文句言うなよ。」

ブ)「だってよぉ、これ水多すぎだぜ?あーあ…今頃、
赤也は夕葉が作った美味いドリンク飲んでんだろーな…
いいよなぁ、2年のクセによぉ…つーか、他にもボランティア
来るんだから、夕葉が行く必要なかったんじゃね??」

ジ)「そもそも、幸村が許可した時点で不思議だと思うな。」



今頃、赤也や真田や参謀は…

…というより、他の学校のヤツらも夕葉の作ったドリンクなんか…

少し腹立たしいのぅ、



他にも、ボールがある場所が分からないとか、部室を綺麗にしてくれる人が居ないとか…
マネージャーの夕葉が居らんで困ることはたくさんあった。






ブ)「そもそも、もっと不満な事があるぜ!!」

比)「丸井くん、どうしたんですか?」


















ブ)「何で俺ら参加出来ねーんだよ。」


















比)「…それは随分と根本的な点ですね。」

柳生は少し呆れとるみたいじゃが…、ブンちゃんに賛成じゃのぅ。



ジ)「それはそうだよな、…だって氷帝は一回戦まけのわりには、
跡部、忍足、宍戸、鳳、樺地…と5人も参加してるらしいぜ??」

雅)「なのに、決勝戦まで進んだ俺らは何故参加出来ないんじゃ。」


ブ)「もっと可笑しいのは参加してる学校だぜぃ?
だって、都大会止まりの学校まで参加してっけど、
それって全員、青学と戦った学校ばっかなんだ。」


ブンちゃんが「それって可笑しくね?おかしーだろぃ??」と聞く。






比)「アニメですからね。新たなキャラ設定も面倒ですし。
…ああ、失敬。まあ、私達全員が参加してしまうと、
Jr.選抜のメンバーはほとんど立海になってしまいますからね。
他の学校の生徒にもチャンスを与えたといったところでしょう。」




柳生、さっきとんでも無いこと言った気がするんじゃが…





ブ)「おかしい、おかしい言ってたら、何かお菓子食いたくなってきた。」




そんな風な考えにたどり着ける幸せな頭でええのぅ、











副部長の真田不在。参謀の柳も不在。
エース…というより、部の雰囲気を盛り上げる赤也も不在。
幸村は入院中じゃけぇ、もちろん不在。

そして、マネージャーの夕葉が不在。









部活始まって2時間で既に不安になってきた…。









 

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