稲妻 短

□ここどこ?
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「じゃーね、狩屋」
「じゃーなこけんなよ」
こけないよ!
と彼の背中に叫んでからあたしは方向転換をしていきたいお店にむかった
はずだった
「あ?...れ、ここどこ?」
道のゆく人の説明はアバウトすぎてわからない
さまよって20分
「狩屋に」
あたしはメールを開いた

まよった

お前そこいくの何回目?
返信がきた

一ヶ月に一回の頻度?

ばーか

むかえにきてよ

やだよ

お願い!

そこからばったりと返信が途絶えた。それから10分後

お前いまどこなの?

えき

狩屋からの返信
呆れてるのかしら

「名無!」
叫ぶ声に振り向くと狩屋がいた
「あ、りがとう」
「ほんと、何回目だよ」
驚きと嬉しさがまじりあったくすぐったい感覚に胸をおさえてからあたしは彼のとなりで小さく笑った

ここどこ?

(どこにでもむかえにきてくれる)

実話です。
むかえにきてくれました
一歩間違えたら惚れてたww

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