黒子 長

□あかしくんと
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「おそかったね名無し」
学年1番、バスケ部主将。
才色兼備な彼は
「せ、せいくん」
あたしの
「俺は君になんて言った?」
「ご、五分いないに」
幼馴染です
「五分いないに?」
彼はなっがい脚をくんで
わたしは対象的に正座。
「屋上に、こいと...うわ!」
彼はぐいと私の手をひいてちらりとその手首についてるそれを一瞥してから言った。
真っ赤なキラキラのついた可愛らしい時計
「きみは時計もよめないんだ。」
あなたの今の片目の色とそっくりです。
彼に私は昼休み後五分いないに屋上へくるように命令を受けていたのです。
それが、今日に限りテストが悪すぎて先生から呼び出しをくらい今日に限って5分まるまるお説教されたのです。
「きいてるの?」
い、いい、い
「痛いたいたいい!!?」
食い込む爪と手首のあと
真っ赤!
「名無しがとけいもよめないから、俺は10分も待った」
「...ごめん。あの、せいくん?」
彼は大きくため息をついてからいった。
「次のテストは俺と勉強しよう」
「へ、」
あ、え、ありがと
口ごもっていると彼は片手を出していった。
今日のメニューは?
わたしはお弁当を渡して口をひらいた
「湯豆腐は冷めちゃうからいれてない」
「そんなこときいてないだろ」
そんなこといいながらぽんぽんと彼が自分の隣を叩いたのをみて、ちょっとは許してくれたかななんて重たい足を持ち上げた。

あかしくんとあたし

(うわ、いたたた!)
(五分も正座してないのに。もうしびれたの?)

あかし連載スタート。

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