黒子 長

□なのだよとか
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「やっばいやばい!遅刻!」
ダッシュしているなう。
これはまずい。
一時間目は、確か、体育
着替える時間なんてない。
「もうやだ!さぼるかな!」
サボるのもむりだ。
これ以上さぼったら、先生は何をするか、

「おい!」
突然だった。
ぐいっと手を引かれてかくんと傾くとそこにはせいくんとバスケしてるあの、緑の彼が。
最も言葉を交わすのは初めてだが。
「えーっと、なんの御用ですか、」
わたしははやく体育にいかなきゃなのに!
「その胸ポケットのペン!」
「ん?」
花柄ピンクのボールペンだ。
「それがほしいのだよ」
「これ?どうして」
彼はかちりと片手でメガネをなおして言い放った




「おは朝のラッキーアイテム、なのだよ」




「じゃああたし、行くんで。」
「くれたら離してやる」
もう!
お気に入りなのに!
「どうぞっ!」
ペンを抜いてなげながら
わたしはぶっきらぼうに叫んだ

「おまえ、星座は?」
「は?」
はなしてくれないんですか、ちょ、ちょっと!
「山羊座ですけど....」
「お前、今日はいい日なのだよ」
「なんで、」
彼は息をすってから
わたしの鞄を指差し
すこしためていった



「おは朝占い山羊座は一位で、ラッキーアイテムはスクールバッグなのだよ」






「あの、はなしてくれますか?」
「ああ、構わん。手間を取らせたな」

なんだか疲れてしまって体育をあきらめてもう目の前の学校へとぼとぼ歩いた


なのだよとかなんなのだよ。


(あれ?きせくん体育は?)
(名無しちゃん。遅かったっスね。今日は急な出張で体育は自習っスよ)
(おは朝毎日みようかな....)



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