黒子 長

□にゃん
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「せいくーん、」
「なんだ」
「ちょっと休憩しよう」
「まだ6時間しかやってない」



六時間も集中したの始めてだよ!
驚くべきせいくんパワー


「あー、猫になりたいー」


猫は毎日ゴロゴロできるし
じゃれて遊ぶし
テストないし
宿題もらないし
愛されるだけでいいなんて
楽な仕事にゃーー

きめた。これからにゃあしかいわない
にゃーにゃあ。にゃー

1人で呟いてたらせいくんがふとペンを動かす手をとめてうるさそうにこちらをみた。


「名無し」
「にゃあ」
「おいで」

いくもんか。
ぜってーいかねーぞ!





「...へえ、俺のいうことがきけないのかな」




猫にも鬼畜!
いや。猫じゃないけど

だまって近くにいくと彼は
私に座れと促した



髪の毛を撫でられる
ふわふわふわ
気持ちいい
なんだか頭がとろけてきた、
眠い。
顎の下をゴロゴロされて
耳を撫でたりつねったりされる
なんだかほんとに動物になったようだ
ふにゃりと体の力が抜けて彼の膝に頭をのせる
そのまま頬をつぅっと人差し指が移動して
人差し指と同時にもう鼻が触れ合うほどにせいくんがいて
私が彼の髪の毛に手を伸ばして触れると
彼は小さく微笑んだ


「猫になると甘えたがりだね」


その言葉を最後にわたしは意識を手放した。



ねこにゃんにゃん




(な、ななな、なにこれ!?)
(覚えてない?甘えたがりさん)
(......あ!?)

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