皓月千里

□第三訓
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ピッピッピッピッピッピッ



ガンガンガンガンガンガンガン




客:「!!」

花野アナ:《何の音だ、これは…あああ!!》



ピッピッピピッピッピッ

花野アナ:《こ…これはマグ子の乳首が!!コマンド“調べる”で小刻みに何度も調べられているぅ!!》



ガンガンガンガンガン

花野アナ:《そして、こ…これは、信長のゲボェが対戦者を仕切る画面の壁にものスゴイスピードで叩きつけられている!
彼等はまだ死んでいなかったァ!!》



ガガガガガ

花野アナ:《連打です!!とてつもないスピードでマグ子の乳首をつついています!》



バィーンバィーン

花野アナ:《そしてこちらは…定規です!!定規を叩いた時のブレを利用して壁を連射で叩いている!!
地味です!!地味でセコイがスゴイ威力だ!!》




シュウオ:「無駄だ、俺がマグ子を殺す前に彼女をおとそうとでもいうのか!!」

龐徳:「何がしたいんだ、張苞!?無駄だ、勝負はもう…!!」



李典:「かの織田信長は、今川義元が攻め入ってきた時、」

阿伏兎:「絶対的な劣勢の中でも、最後まで諦めずに戦った。」



シュウオ:「こ…これはァァ、マグ子の顔がみるみる赤くなっていく!?」

龐徳:「バ…バカなァァ!!画面の壁が割れて、敵陣地にたまったゲボェがこちらに流れ込んでくるぅぅ!!」



阿伏兎:「最後まで諦めねェ折れねェ根性、それが桶狭間の奇跡を呼び起こしたんだ。」



元譲&張苞:「お前の言う通りさ。」

シュウオ&龐徳:「!!」

元譲:「恋愛は何が起こるかわからない。」

張苞:「俺とお前ェとじゃ地味の器が違う。」


李典&阿伏兎:「………諦めの悪い奴には、誰も勝てねェ。」









元譲画面:【You Are 逮捕!】

張苞画面:【GAME OVER】


李典&阿伏兎:「まァ、別にそれと今回の事とは全然関係ないんだけども。」


花野アナ:《勝者 龐徳!!勝者 シュウオ!!》





観客が湧く中、元譲と張苞は両手で顔を覆う。

元譲&張苞:「普通に地味に負けた、なんか……恥ずかしっ」






神威:「………これで一対一か。勝負は残る二人との戦いで決まるってわけだね。
どっちとやる?俺ァどっちでもいいや、どっちも面白そうだし。」

阿伏兎:「どっちも不快だ。」

李典:「年末大掃除といきますかコノヤロー。」

紫音:「ゴミかたづけてさわやかに新年迎えるとしますかコノヤロー。」

阿伏兎:「オイ、もう新年合併号だぜ。」

神威:「今年もよろしくだぜ。」

李典:「いいんスよ。単行本になったらどーせうやむやになるんスよバカヤロー。」

阿伏兎:「テメ、今バカヤローっつったな?」

李典:「あ。」










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