さぁ!こちらに抱きつくのだ!

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とある日の世界会議。
いつものようにグダグダで、
いつものようにダラダラしていた。

「……というわけで、ヒーローが何とかしてくれるんだぞ!」

「もっとマシな案はねぇのか」

「イギリスなんかに指図されたくないんだぞ」

「なっ、何だとっ!」

そして、言い合い兼喧嘩が始まる。
そこで、ドアを叩くノックの音が鳴る。

「……誰かな?」

フランスがドアを開けに行く。
そこに立っていたのは
一人の女の子だった。

その子は部屋に入るなり、アメリカと取っ組み合っていたイギリスの前に跪いた。

そして手の甲にキスをした。

「初めまして。私の名前はマリア・レイリアといいます。」

………誰? 皆率直に考えた事だ。(イギリスを除いて)

そしてイギリスはものすごく混乱していた。

「…あの、どちら様でしょうか?」

「私は、マリア・レイリアと言います。」

「いえ、名前ではなくて……」

「…ああ、私はイギリスの王子様的な存在です。」

「え!?イギリス、君、彼女なんていたのかい!?」

「いねーよ!ばかっ」

「私はとある国の王子です(嘘)」

「何変な事言ってんだよ!あと、いい加減離れろっ!」

そう言って、イギリスはマリアから手を振り払った。

「随分と、乱暴なお姫様ですね。」

「誰が、『お姫様』だよっばかっ!」

「じゃあ、女王陛下のh…「いい加減にしろっ」




続く(きっと)
 

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