さぁ!こちらに抱きつくのだ!
□3
2ページ/2ページ
「………き、キモっ!!」
「ちょ、聞いておくだけ聞いといて『キモ』は酷くないのかね!?」
「いや、だって前のページ、俺の事で一行埋まりそうだったじゃねえか。」
「一行の半分もいってなかったような…」
「じゃあ、お前は要するに、トリップをしたってわけか…」
「いや、違うと思う。」
「えっ!じゃあ、何なんだよ。」
「私は、この世界の何処かの国に住んでいたのだが?」
…と一拍間が開いた。
「何か、すげぇややこしいぞ!?じゃあ、お前は何処の国の人間なんだよ!」
「だから、それが分からないのだよ。」
「ああ、そうか…って、じゃあお前これから何処に帰るんだ?」
マリアは暫く考えた。
「……うーん、じゃあ、君の家に行っても、いいかね?」
「…………は?」
イギリスの目は点になっていた。
「いや、だって、俺一応、男だぞ?お前は女だろ?」
「それがどうしたのかね?」
「女が、男の家に行くってことだろ?それってさ………」
「別に私は、君を襲ったりするかもしれないけど(しません。イギリス君を襲っていいのはアメリカ君だけよ!←)特に変な事はしないと思うのだが!」
「な、何か信用出来ないな…ていうか、この話のタイトルと今の内容、モロ逆じゃねぇか。」
「…うーん、『タイトル詐欺』?」
「何だよソレ」
そしてイギリスは少しの間考えた。
「……別に、俺ん家に来てもいいぞ。お、お前の帰る所がねぇから仕方なく言ってやってるんだ!し、仕方なくだぞ!」
ここでイギリスのツンデレが見れたのと、家にいれてくれることにマリアは喜んでいた。
続く