届け!この想い!
□届け!この想い!4
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『お前さま』
「うた」
『休憩の時間です』
「あぁ」
わたくしは三成さまのために今日はお饅頭を作りました。
姫なのに何故?と思われる方が多いと思いますが三成さまと婚姻する時にわたくしは我が儘をいい身の回りやわたくしのしたいことを出来るようにすれば婚姻しましょうと言ったのが切っ掛けでございます。
「近々、虎若子がここに来る」
『まあ!幸村が?』
「何故お前は嬉しそうに言う」
『だってあの子はわたくしには息子のようなものですもの。それにお姉さまの子ではありませんか。三成さまは幸村と7つ離れてますね。弟みたいなものですか?』
「あんな弟などいらん。それよりお前、何歳だ?私と同じくらいに見えるが…。歳は聞いたことなかったな」
『あら、それを女性に言うのですか?乙女心がわかってませんわお前さまは…。ですが、お前さまよりは年上です』
「乙女心などわからん。今頃年齢の話をしてもお前はお前だ。何もかわらないか」
『ふふ、そうですね。所で今日のひよちゃんはどうですか?』
「あいつか。あいつは…」
ひよちゃん…いつか話してくれるのを待ってますから。
ゆっくりでいいですから。
わたくしたちに教えてください。
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