愛してるぅうう!
□愛してるぅうう9
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独眼竜たちが来て3週間、そしてまた慶次がやって来た。
「急でごめんよ」
『どうしたんだ?何か忘れ物でもしたのか?』
「いや、これを劫に渡そうと思ってね。まぁ、俺が説明するけど。突然なんだけど大阪に来てほしいんだ」
『大阪に?』
私は慶次に渡された文を開いた。
『刹那殿からか』
「あぁ、なんでも劫が恋しくなったとかでね。竜のお兄さんたちも連れていってくれないかい?」
『待て、私と独眼竜たちは同盟を組んでいるが――』
「敵意はないからさ。ホント。それに劫が竜のお兄さんたちと同盟を組んでいるなら手はだせないはずだ」
『んー…わかった。私から独眼竜たちに行っておこう』
「ありがと!」
なんだか慶次が嬉しそうにしているが本当に刹那殿が私を恋しいなどと思っているのだろうか。
それに大阪には三成がいる。
刹那殿は三成に協力的だからな裏があったり…。
まぁ、考えるのはやめよう。
さて、どう誘おうか。