異世界へGo!
□異世界へGo!3
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「おはよう御座いまする!!優騎殿」
『おはようございます真田様』
朝、自分は門番をするために部屋を出たら真田様と偶然出会った。
真田様は鍛練をするであろう双槍を持っている。
「優騎殿は客人なのだ。本来はこのようなことをしなくとも…」
『自分がしたいだけですし。働かざる者食うべからずですよ。それに何だか体が鈍りそうで…』
「なら、某と一緒に鍛練いたしましょうぞ!」
『え…』
それは遠慮したい。
数日立つが一度真田様の鍛練を見たときにはあれはついていけないと思ったからだ。
真田様には本当にお世話になっている。
自分の我儘で白い布と裁縫箱を用意してくれてそれでシャツを作ったり少し固めの生地はジーパンのように作った。
だから今の服装は現代そのものだ。
上田の皆さんはそんな自分を珍しく見ていたが数日で見慣れてしまったのか普通に生活している。
「よし!ならば稽古場にいきましょうぞ!」
『え…でも仕事が』
「某がいいと言っているのだ。門番は他の者にやらせておけばよい!」
なんて無茶な…。
そういうと自分の手を握られ稽古場へと連れていかれたのだった。