異世界へGo!

□異世界へGo!5
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「優騎殿!」



パーン!



と障子を開いて来て登場したのはレッドの真田幸村様。
……………。
すみません、調子乗りました。
改めて、真田様が自分の部屋に来てくれました。

また鍛練とは言わないでください。
これで何回目になるんですか?



『何でしょうか?真田様』


「お館様が優騎殿にお会いしたいと!躑躅ヶ崎館までご一緒に来ていただきたい!」


『お館様…ですか?』


「甲斐を治める武田信玄公で御座いまする!」


『……………』



武田信玄公ってあのですか?
いや無理無理無理!!
あ、でも会わないと失礼になってしまうか。
じゃあ強制的に行くしか選択肢がない…ってことだよね?
うわぁあああ!今から緊張するんですけど!!
断りたいでも失礼だ!!



『えっと…それはいつですか?』


「明日には上田を立たねばなりませぬ」


『……………』



急すぎです、真田様。
忘れていたわけではないですよね?
それとも考えさせる時間を減らそうとしたのですか?
流石知将です!



『…わかりました。自分も是非お会いしたいです』


「それでは明日の支度をしてくだされ!これにて失礼!」



パシン!



障子が閉まると自分はずっと見ていた。


あれ?何か真田様いつも以上に生き生きしていらっしゃる。
お館様に会えるからだろうか?



    
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