異世界へGo!
□異世界へGo!8
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ここはどこ?
真っ白な空間。
前に何処かで見たような気がした。
そうだ。
ここは異世界へトリップする前の…。
「当たり。今、優騎ちゃんはね。死の狭間にいるんだよ」
『シンノウさん…』
「俺が戦場に行こうだなんて言ったせいで優騎ちゃんを傷つけてしまったね。ごめん…」
『いえ…』
シンノウさんは戦場を教えてくれた。
どうして姜夜先輩が戦うのかわかった気がした。
誰かの力になるため誰かを守りたいため…。
それぞれの思いで戦っていること。
『シンノウさん…。死の狭間って言ってたんですが…。それは死ぬことですか?』
「そうだね。でも俺はそんなことさせないから安心して」
『人間に手をかしてはダメなんじゃ…』
「君は特別だから。他の神からは何も言われないし罪にもならないんだ」
『特別?』
「そうだよ。時が来たら言うね。それじゃ、そろそろお時間だ」
そういうとシンノウさんはこちらに手を降った。