短編@
□ごろにゃん♪2
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今日は大谷吉継さまの家に来ております。
そして吉継さまの飼い猫、三成さんと今、じゃれて…?
「に、にゃぁ…」
「にゃ」
「ヒッヒッ」
三成さんは私の頬を舐めて毛繕いしてきてくれます。
それがちょっと恥ずかしいです。
『つき様、痒いところはありますか?』
『いえ…ないですよ、三成さん』
あの…出来ればもう止めていただきたいのだが。
吉継さまは…。
「にゃぁ…」
「どうした?つきよ。三成が嫌になったか?」
「!?」
そんなことあるわけないです。
吉継さまはニタニタと笑っておられるが三成さんは固まったまま動かなくなってしまった。
そして数秒すると体を震えさせ耳を垂らして言った。
『つき様は私が嫌いですか?』
涙目でそういう三成さん。
それに私は困ったが三成さんの頬をペロと舐めて…。
『嫌いじゃないですよ。だからそんな顔しないでください』
『つき様!』
三成さんは私にすりよってくる。
これは嬉しい証拠だ。
そしてそれをみている吉継さま。
「まことに仲が良いな。良きこと。ヨキコト」
ごろにゃん♪2
その後、三成さんに舐め続けられ半兵衛さまがお迎えに来たときにちょっと怖かったのは何故でしょうか?