短編@

□ごろにゃん♪5
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『やぁ!三成!そちらは彼女か?』


『家康ゥウウ!何故貴様がいる!!』


『ここはワシの散歩道だからな』



とクリーム色をした猫さん、家康さん?が笑いながら言いました。
いつもの三成さんじゃなく新しい三成さんを見ることができました。



『初めましてワシは家康!』


『初めまして私はつきと申します』


『つきか!よろしくな』


『はい』


『家康、貴様つき様を呼び捨てに!!』



いや、呼び捨てにしても構わないんですよ?三成さん。



『呼び捨てで構いませんよ』


『そうか。だそうだ三成』


『っ…つき様がそう仰るのなら…』



三成さんも私なんかに様付けしなくていいんですが。
半兵衛さまの猫だからでしょうね。
三成さんは半兵衛さまに憧れているから…。



『どうしたんだ?つき』


『え…』


『暗い顔は似合わないぞ!』


『!!』



ペロリ。
と私の頬を舐めた家康さん。
三成さん以外してなかったの慣れていなかった。



『家康ゥウウ!貴様ァアア!!』


『痛っ!三成!お前爪が長いぞ!』


『知ったことか!』



知ってましょうよ、三成さん。
爪の手入れは大事ですよ。



ごろにゃん♪5



『じゃれてる時につきに怪我したらどうするんだ?』
『!!すぐに刑部に言って爪を切ってきます!!』
『え…あ…行っちゃいました』
『やっと2匹きりになれたな!』
『え…』


   
 

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