短編@
□ごろにゃん♪8
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『あ、可愛いおねーさんじゃん』
『え……』
どうしましょう!
また茶色の猫さんにあってしまいました。
もしかしたら復讐に!?
でも他の野良猫さんたちはいません。
もしかして1匹で…?
『警戒しないでよ〜。僕、君を怖がらせるようなことしないからさ』
お話ししよ?と茶色の猫さんは私に近付いてきた。
『成実!何してやがる』
『あ、政宗』
と聞き覚えのある声がした。
その声の主は茶色の猫さんが言ったように政宗さんだった。
『Hey、honey。こんなところで会うとはな』
『え…政宗の知り合い?』
『yes、俺のbrideだ』
『違います』
『即否定されてるよ』
『honeyは照れ屋なんだ』
『違います』
『またも即否定』
どうやら茶色の猫さんは成実さんと言って政宗さんの弟分だとか。
『前は怖がらせちゃってごめんね?悪気はなかったんだ』
『大丈夫ですよ。それより怪我の方は?』
『大丈夫〜。あの猫たち僕らを気絶させただけだから』
と笑顔で呑気に答える成実さん。
悪い猫さんじゃないらしい。
少し軟派なところがあるが優しい猫さんですね。
ごろにゃん♪8
『成実!いつまで俺のhoneyと話してんだ!』
『違います』
『つきちゃん政宗にはそればっかだね。なんか哀れだよ政宗』