短編@

□ごろにゃん♪8
1ページ/1ページ

『あ、可愛いおねーさんじゃん』


『え……』



どうしましょう!
また茶色の猫さんにあってしまいました。
もしかしたら復讐に!?
でも他の野良猫さんたちはいません。
もしかして1匹で…?



『警戒しないでよ〜。僕、君を怖がらせるようなことしないからさ』



お話ししよ?と茶色の猫さんは私に近付いてきた。



『成実!何してやがる』


『あ、政宗』



と聞き覚えのある声がした。
その声の主は茶色の猫さんが言ったように政宗さんだった。



『Hey、honey。こんなところで会うとはな』


『え…政宗の知り合い?』


『yes、俺のbrideだ』


『違います』


『即否定されてるよ』


『honeyは照れ屋なんだ』


『違います』


『またも即否定』



どうやら茶色の猫さんは成実さんと言って政宗さんの弟分だとか。



『前は怖がらせちゃってごめんね?悪気はなかったんだ』


『大丈夫ですよ。それより怪我の方は?』


『大丈夫〜。あの猫たち僕らを気絶させただけだから』



と笑顔で呑気に答える成実さん。
悪い猫さんじゃないらしい。
少し軟派なところがあるが優しい猫さんですね。



ごろにゃん♪8



『成実!いつまで俺のhoneyと話してんだ!』
『違います』
『つきちゃん政宗にはそればっかだね。なんか哀れだよ政宗』



   
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ