短編@
□幻妖言惑!
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聞いて聞いて!お市ちゃんって守りたくなるよね!
でもさ…でもさ!私がお市ちゃんに成り代わっちゃったよ!!
お市ちゃーん!!私お市ちゃんには慣れません!!
儚い美人なんて出来ません!!
けど…ね。
何故だろうか。
「つきはワシが守ると約束した!!諦めろ三成」
「それは一方的な約束だろう家康ぅうう!私がつきを守る!!」
と東の大将と西の大将が喧嘩をしています。
はっきり言って私なんてどーでもよくね?
あ、まだ秀吉さんとか半兵衛さんがいる時代だから東や西の大将じゃないんだけどね。
あ、兄さまもちゃんといますからね?
昔は派手に暴れていて尾張のうつけなんて呼ばれていました。
懐かしい…。
話を戻して何でこんな喧嘩を始めたのかと言うと長政さまが今風邪で寝込んでいるんですよ。
でそれを聞き付けた狸と狐が…あ、家康さんと三成さんがその間に守る役目はワシだ私だなんて言ってるんですよ。
大丈夫私こう見えて強いですから…と言いたいんですけどね。
幻妖言惑!
「つきどちらに守られたい?」
「家康だとは言わせん」
『じゃあ…二人で…仲良く、ね?』
「「………////」」