短編@

□慈眼傍観!
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「つき姉上!!」


『あら、三成さん。こんにちは』


「み、三成くん、僕もいるんだけどな」


「金吾など眼中に入ってなかろう」


「酷いよ!!」



こんにちは、わたくし、天海=明智に成り代わってしまいました、つきと申します。
何故か三成さんからは姉上と呼ばれ崇められています。
悪い気はしませんが良い気もしません。
今日はこの城に三成さんと刑部さんが来てくれました。



「つき姉上、何故金吾なんかのところにいるのですか?私の所に来ては?」


『ふふ、それは無理ですね。金吾さんはわたくしがついていないと危なっかしくて見ていられませんし』


「金吾ォオオオ!つき姉上になんてことをしてるゥウウ!!世話をやかせるなど!」


「ひぃいい!!つき様!三成くんが!」


『おやおや、これは困りましたね』


「随分とした困り顔よな」



さて、皆で囲って鍋を食べるとしましょうか。



慈眼傍観!



『あら、金吾さんお口に』
「ん?」
「金吾ォオオオ!!」
「うわぁああ!」
「全く罪な女よ」


   
 

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