届け!この想い!
□届け!この想い!7
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「いいか、絶対に私の傍から離れるな!」
『わかってますよ。お前さま』
「えー、三成はあたしを守ってくれないの?」
「刑部ひよとそいつを任せた」
「あい、わかった」
「ちょっと!聞いてよ」
(ざまー)
今現在、わたくしたちは戦場にいます。
何故こうなってしまったのかというと敵軍が“豊臣さえ潰せば天下は俺のモンだぜ!”と思いきり豊臣に戦を仕掛けてきたのです。
そして、わたくしがいるのは、これでも光の婆娑羅者で一般兵より強いので無理言って戦に出させてもらいました。
そしたら、ひよちゃんたちもわたくしが行けて何故自分たちは行けないのかとなり、少々危なっかしいのですが、刑部さまに任せることになりました。
心配なのはえりかさまですわ。
あの子、行動力があって直ぐにどこかに行きそうで…。
ひよちゃんは黙って従ってると思うのだけど…。
話を変え、わたくしは三成さまの傍にいなければなりません。
あの速度でどう着いていけばいいのやら…。
ふふ、はぐれる気はあります。
お相手は…あの独眼竜という伊達政宗さま。
一体どんな方なのでしょうか。
幸村が好敵手と言った方ですから相当な方だと思います。
楽しみですわ。