異世界へGo!

□異世界へGo!8
2ページ/4ページ

瞼を開けるとそこには…。



「優ちゃん!」


『さ…すけ?』



佐助がいた。
起き上がろうとすると右肩に激痛が走った。



『っ……』


「動いちゃダメだよ。矢で打たれたんだから」



そうか…あの痛みは矢だったのか。
あれ?幸村と姜夜先輩はどうしてるんだろうか。



「旦那は神社だよ」


『え…』


「神頼りみたいな感じかな…お館様と優ちゃんが元気になるようにってね」



苦笑して言う佐助。
そんなことをしても神様は…シンノウさんたちは人間に手をかしてはいけない。



『姜夜先輩は…?』


「………………」



そこで黙ってしまった。
姜夜先輩に何かあったのだろうか?



「……裏切りだよ。アイツは」


『え…』



意味がわからなかった。
裏切り?
どうして姜夜先輩が…?



「徳川軍に寝返ったよ」


『……………』



あの姜夜先輩が…?
なんで?



「自分の先祖だからじゃないの?」


『……………』



“君はここで待っていろ”

“私は戦場に行く”

“それは……”

“…………行ってくる”



姜夜先輩は何をしたかったんだろうか。



   
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ