短編A
□ごろにゃん♪12
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「つき様!」
「これ、三成。ドアが開いてるからと開けるでない」
「刑部!!つき様の体が大事だ!!」
「はぁ…好きにやれ」
――――――
「つきさ…!!泣いておられるのですか!?」
「え…三成さん?」
「はい、三成でございます。つき様」
「ちょっと僕、疲れてるのかな?つき?三成?聞いたことある名前だけど」
「お邪魔しております三成が、竹中殿」
「あぁ、昨日は酔ってたから鍵かけ忘れたんだね。で、この状況は何?三成君って人は吉継君の友達?で。この女の子…つきちゃんの彼氏?」
「彼氏だと良いのだがなぁ。まぁ、話があります故。リビングで待たせていただきたい」
「うん、いいよ。僕も色々と聞きたい!?って何してるんだい!?人前で」
「三成にとってはいつものこと故」
「でも、つきちゃんの涙を舌で舐めるって…それに動揺しないつきちゃんもすごいけど。何かムカつくよ」
「すまなんだ。三成、今その姿でそれはいけないことだ」
「何故だ?刑部」
「手が使えるであろう?」
「そうか…だが、癖だ」
「今は我慢よガマン。リビングに行くぞ。つきもこい」
「はい、刑部さま」
「………取り敢えず着替えないと」