短編A

□ごろにゃん♪12
2ページ/2ページ

「つき様!」


「これ、三成。ドアが開いてるからと開けるでない」


「刑部!!つき様の体が大事だ!!」


「はぁ…好きにやれ」



――――――



「つきさ…!!泣いておられるのですか!?」


「え…三成さん?」


「はい、三成でございます。つき様」


「ちょっと僕、疲れてるのかな?つき?三成?聞いたことある名前だけど」


「お邪魔しております三成が、竹中殿」


「あぁ、昨日は酔ってたから鍵かけ忘れたんだね。で、この状況は何?三成君って人は吉継君の友達?で。この女の子…つきちゃんの彼氏?」


「彼氏だと良いのだがなぁ。まぁ、話があります故。リビングで待たせていただきたい」


「うん、いいよ。僕も色々と聞きたい!?って何してるんだい!?人前で」


「三成にとってはいつものこと故」


「でも、つきちゃんの涙を舌で舐めるって…それに動揺しないつきちゃんもすごいけど。何かムカつくよ」


「すまなんだ。三成、今その姿でそれはいけないことだ」


「何故だ?刑部」


「手が使えるであろう?」


「そうか…だが、癖だ」


「今は我慢よガマン。リビングに行くぞ。つきもこい」


「はい、刑部さま」



「………取り敢えず着替えないと」
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ