誰がために、何のために

□十二章
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結果として結論は何も出てこなかったらしい。

トラファルガーさんに言わせれば、「全てが無意味」。

と言うのも私が借りてきた本を読み終わる前にトラファルガーさんが全部読んでしまったからだ。


結局は私の取り越し苦労だったという訳か。

別に特別疲れたわけじゃないけど、なんだか悲しくなる。


そしてついに歩美たちとの約束の日が来てしまった。


「用意できました?」


いつもより少し気合いをいれて普段しない化粧をした。
歩美たちならみんなお洒落な服を着てくるだろうし、化粧だってバッチリキメてくると思ったからだ。


白いシフォンの可愛らしいスカートに合わせた薄いピンクのシャツを着た私は姿見の前でもう一度身なりを確認してからバッグを持つ。
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