もう一つの戦い ィナイレ&イナゴ

□第二章
1ページ/2ページ

「…こっから出せ」

ここはコンクリートの壁で覆われた檻ん中

俺は椅子に縄で縛り付けられていた

身動き一つできね〜

かろうじて手首と足首が動くていどだ

獣のように鋭い目が檻の目の前にいる奴を睨みつける

「だ〜か〜ら〜あいつの居場所を白状「しらね〜っつってんだろ」

青年が言い終わる前にコンクリートの壁に俺の叫び声が響いた

「しらね〜わけね〜だろ」

青年は困った顔をして頭を軽く

「お前名前は?」

「…不動明王…お前ケータイ持ってたよな」

不動は苦笑すると

「かせ」とつぶやいた

「…なんのつもりだ」

「あいつの番号はいってんだろ(苦笑)」

「…な、なわけね〜だろ」

「じゃあいいよなぁ〜」

「…」

不動は檻の扉をあけると中へ入ってきやがった

「どこに隠してる」

「かくしてね〜よ…ズボンのポケット…」

不動は「素直じゃね〜か」とつぶやいてポケットをあさるためしゃがみ込んだ

俺は袖に隠し持っていたナイフで縄をほどく
しゃがんでしまえば見えるはずがない

俺は不動の顔面にけりを入れて檻を抜け出した

「これ以上あいつにかかわるな…あとイナズマジャパンの天才様がおちたもんだな」

と言い残してその場を後にした

「あのやろ〜」

不動の叫び声が響き渡った
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ