金爆BL

□喜矢武の嫉妬
1ページ/10ページ




「キリちゃーん」



「…」



「キリショーくーん」



「……」



「すきっ歯おい」



「……え?」



「え?じゃなくて。
さっきから何考えてんの?話し掛けてんのに」



「あぁ、ごめん。
曲の期限近いのに、収録だのなんだので…」



「ふーん」



最近の鬼龍院はいつもそうだ。



仕事仕事で会う機会も減ったし、なんか上の空だし。



まぁ…



後ろで踊ってるだけの俺らに比べたら技術面もすげぇし、人一倍頑張り屋だし、仕事が増えるのも当たり前なんだけど。



恋人の俺にとってはさ、寂しいわけ。



“寂しいよ”



なんて言えるわけない。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ