薄桜鬼 二世の契り
□ぷんぷん勘助
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キーンコーンカーンコーン
一日の学校が終わる知らせの鐘。
ほぼ毎日、学校に迎えに来てくれる勘助。
そのためか私の友達とも結構仲良しなのがちょっと気に食わない。
私がそそくさと帰りの準備を急ぎ教室を出ようとしたその時。
「白羽!」
『暁君?どうしたの?』
彼は、柳田暁。 部活仲間だ。
「あっ、急いでる?俺ももう帰るから歩きながら話すよ」
そう言って話し出した。
「部活で使う弓の事なんだけどさ、」
『弓が何?』
「入部希望者が多くて間に合わなねぇんだよ」
『うん。』
「それでさ、部費から出したいんだけど、足りなくてさ。」
「今回の地区大会で優勝したら部費をあげるって言われて」
『えぇ?!』
「だから、俺と白羽が代表選手だと思うから、頑張ろうな!」
うっそ〜………責任重大じゃん。
『……ん〜とりあえず全力を尽くそう!』
「おう!」
そんなこんなで校門前。
今日も勘助が待っていた。