薄桜鬼 二世の契り
□遊園地date
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「勘助ぇ〜お弁当届けに来たよ〜」
私は手作り弁当を昼前に大学に届けに行くのが日課になっていた。
「‥‥‥‥真奈‥‥今は講義中だ。」
「やだ!ごめんなさい!外で待ってるね!」
女生徒A「え〜真奈さんも講義受けてけばいいじゃないですかぁ!」
女生徒B「そうですよ〜!隣あいてますよ〜」
「あっ、本当?じゃあ私もみんなと講義受けちゃおっ」
その子達の隣の席に座った。
A「ねぇねぇ、真奈さん!」
「なぁに?」
B「山本教授って、家ではどんなかんじなんですか?」
「んーーーー‥‥‥‥‥」
講義をしてる勘助と目があった。
いつも意地悪してくるお返しだっ!
私はニヤリと笑った。
「あのね〜家での勘助ってちょー変態なんだよ?」
男子生徒C「えっ!まじすか?」
「まじまじ!今はあんな偉そうに講義してるけど、家ではただのオヤジだよ?オナラはするし、下ネタは話すし、パンツ一丁で寝るし〜‥‥‥」
「お前は下着だけで寝るけどな」
「‥‥‥なっ?!勘助?!今講義中っ」
いつの間にか目の前に勘助がいた。
「‥‥‥はぁ、誰も俺の話など聞いてはおらぬ。お前の話にきき耳を立てているからな」
「‥‥‥‥‥へへっ」
「はぁ、来い。」
私は勘助に強制連行された。
連れて行かれたのは教卓の真隣の机だった。
ラッキー♩勘助の講義姿が近くで観れる!
私は初めて見る勘助をまじまじと見ていた。
「では、今日はここまでだ。」
そう言った瞬間にみんな教室を出ていった。
「まったくマセているな。」
「えっ?何が?」
「あやつらは俺とお前を二人きりにしてくれたのだろう」
「‥‥‥なるほどね」
気まずい。
勘助の悪口を言いふらした後だし‥‥‥。
「さて‥‥真奈?分かっているな?」
「あははっ」
そんな時女生徒ABが教室に入ってきた。