黄黒

□罪
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「あれ、まだいた」

体育館で居残り個人練習の最中。

後ろから突然かけられた声。

火神くんにしては声高いな、なんて思いながら振り返った。

そこには。


「…っ。黄瀬…くん?」


予想もしていなかった人物がいた。

「久しぶりっスね黒子っち!!」

「なんで、黄瀬くんがここにいるんですか?」

「ん〜。

…久しぶりに会いたくて。なんて」

へへ、と笑いながら彼は僕に近づく。

「…黄瀬くんは不思議です」

そうスか?と返される。





そうだ。


前にも、同じようなことがあった。
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