07/11の日記
20：19
今日は
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今日、上野のパンダの赤ちゃんが肺炎で亡くなった。
その時オレは北斗の拳のケンシロウが秘口を突いて、義兄弟のトキを語る敵、アミバをビルから落下させて殺すコマを見ていた。
「うわらばっ！」と叫んでアミバが死んだコマを見た時間は八時半だった。
ちなみにパンダの赤ちゃんが亡くなったのを知ったのはそれから四時間もあとだ。
友達とともにご冥福をお祈りした。
小沢が今日、新党を結成した。
その時オレはしゃぶしゃぶ用の大根をすりおろしていた。
ちなみに名前は「国民の生活が第一」。
そんな長ったらしい名前を発表する前、何やらペラペラ喋っている間に大根をすり終えた。
母が苦笑しながら「どうせすぐ(党を)壊すくせに」と、記者団ににこやかに党名を発表する小沢を見て言った。
同感だな、と思いながらできたての大根おろしの余計な水分をきった。
ふと、先週友達二人とオレの三人で「小沢は政界のシヴァ神だ」と笑いながら冗談を言っていたことを思い出しつつ、テーブルを拭いた。
そして、そんな新党を立ち上げている暇があるんだったら今、遊んでばかりの小学生の夏休みの宿題並みに山積みになってる課題をどうにかしろと、冷しゃぶをつつきながら思った。
最近の政治家はじいさんばかりになってきた。
前にどこかで今、既得権益にしがみつく老害が日本という国の状態を悪化させているという話を聞いたことがある。
果たして本気で日本の未来を真剣に考えてくれているのは今の政治家の中でどれくらいいるのだろうか。
少なくとも、自分の中では、国会中継で会議中に眠っているじいさんはとてもそうには見えない。
今日も都内の、一般人にはとても手を出せない高級料理店で政治家が密会と称して何やらしているのだろうか。
そんなろくに成果の見えない仕事で得た金で食うものより、あくせく働いて苦労して手に入れた少ない給料で、半額で売っていた豚のバラ肉とレタス、父の実家から送られてくる米の方が何倍もうまいと、食休みを兼ねた皿洗いをしながら考えていた。
今日は暑かった、明日はもっと暑くなるそうだ。
おまけに雨も降る。
明日の天気を嫌に思いつつ、この文を携帯でうちこんだ。
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