ポケモン

□スモモの気持ち
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突然大好きだったあの人が奪われてしまった。
私があの人に告白する勇気が無かったばかりに。レイジさんあなたはもう手の届かない人ね。







私は青い空を眺めながら自分の未熟さを悔いていた。

「スモモ殿、どうされたのですか?」



心配をして私のようすを見にきたのは弟子たちだった。

「いえ。どうもしませんよ?」

「そんな訳はありません。」



と、一番長い弟子が言った。



「だから、どうもしません。」


「スモモ殿。何かお悩みあるのではないですかな」

「うっうーん。」



弟子たちの質問に耐えきれなくなった私はついに話すことに決めた。


「実は、私好きな人がいたんです。」

「なんと!」

「ちなみにどなたですか」



弟子たちは興味心身で聞いてくる。



「レイジさんです」

「やはりそうでしたか。我々もそうではないかと」

「でも、もういいんです。」



私は耐えきれなくなりその場から走り出してしまった。

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