ぽこ・あ・ぽこ〔小説〕
□3章『放課後』
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扉の前にいる広瀬が言った。
『おい。藤田。そこまで言って逃げるのか?』
逃げたくても扉に何人もいちゃ逃げたくても逃げれない。
もうダメだ。
殴られよう。
俺は唇を噛み締め田島の方を見た。
??
田島が笑ってる。
「俺ってそんな風に違う中学の奴らに思われてたの?まぢで?うけるわ。」
はい??違うのか??
「俺は喧嘩はするけど病院送りにしたのは一人だけだぞ?」
笑いながら言ってるが病院送りにしてるじゃんと俺は心の中で思った。
「藤田を呼んだのは別にスリッパを履いてるからじゃねーよ。」
やっぱりスリッパ気にしてるんだ…。
けど違う?じゃなんで俺なんか。
「悠介を使って藤田を呼び出しのはもっと重要な事なんだ。」
もっと重要??
スリッパよりも??
「あのさ、黒川さんの事なんだけど。藤田って仲いいのか?」
急に田島はおもぐろにポケットからタバコをだして火をつけて話し始めた。
「黒川?美空の事?」
俺が美空と言うと不良達が
「すげーよ。まぢだよ」
と言い出した。
すげー?なにが??と思っていると、田島からとんでもない事を言われた。