ぽこ・あ・ぽこ〔小説〕
□5章『告白』
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ピッピッピ♪
目覚まし時計が爆音でなっている。俺は眠い目をこすりながら起きた。
「ふわぁ。ねむ。」
今日からは、美空と一緒に登校する事になっていたた為、いつもより早く起きた。
全ての準備をして、美空の家へ行く。
中学以来だな。
「雅おはよう♪ちょっと待ってて♪」
美空は朝から元気だな。俺は低血圧なので、朝はめちゃくちゃテンション低いのに。
「準備万端♪行こう♪」
「おう。」
美空は昨日と違い、化粧をして、ミニスカで来た。
どんどん美空は大人になっていくな。
俺は全然変わらないよな。
「雅もオシャレして学校行けば?雅って以外にかっこいいんだから♪中学の時、雅知らないと思うけど、女子に結構人気あったんだよ♪」
そんな事知らないわ。ていうか、そう言う事は中学の時にいえよ。
「ふーん。」
俺はテンションが低いので嬉しくない返事をした。
電車に乗りまた、美空は田島の話しを始めた。もう飽きた。
ずっと相槌を繰り返し、学校へ着いた。
下駄箱に着いて、ちゃんと上履きに履き替えクラスへ到着。
そう。これを昨日したかった。
昨日の事が濃い分今日は平和だな。
クラスに入ると広瀬が話しかけてきた。
「おはよう。藤田。そういえばさっき、2組の水崎って奴がお前を探してたよ。なんか暗い感じの女の子だったけど、藤田知ってる?」
うん?水崎は知ってるが、暗い感じ?カラオケの店員の水崎って奴かな?決して暗い感じには見えなかったし、どちらかというと、ギャル系で、軽い感じの奴だったけどな……
「……うん。水崎って奴がどうして、俺を探してたの?」
「そんな事知るかよ!まぁまた来るんじゃない?」
「そうだな。」
「じゃ俺田島の所行ってくるわ♪」
「おう。」
だけど、俺の知ってるいる水崎のであろうか。なんだか不安になってきた自分もいる。
そんなくだらない不安をしているうちに、昼休みまできてしまった。
飯も食って腹いっぱいだから少し寝ようかなと思い机に顔をうずめた。
10分ぐらいだったのかわからない内に、広瀬に起こされた。
「おい。藤田。水崎って奴が来たよ。」
「え?」
俺はいい夢を見てたのに起こされて腹が立ったが飛び起きて、教室の扉の方を見た。