仕事と恋心
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「一ノ瀬くん!」
休憩室で休んでいると種島先輩がこっちへ走ってきた
「先輩どうかしましたか?」
「今日ね、新しい子が入ってきたんだー。だから自己紹介してもらおうと思って!」
「分かりました、今行きます」
椅子から腰を上げ、先輩についていく
「あれ?」
先輩についていけばそこには何故か見知った顔が
「一ノ瀬!?」
確か同じクラスの小鳥遊だったはず
もしかしてこいつが新人なのか?
「お前ら知り合いなのか?」
それまで黙っていた店長が聞いてきた
「はい。クラスメートです」
その質問に俺が答える
そして小鳥遊のほうを向いて言う
「小鳥遊が新人だなんて思わなかったよ。これからよろしくな」
手を差し出すと小鳥遊がおずおずと手を握り返した
「こちらこそ」
彼は笑顔で言った
新人君はクラスメートでした
(それでは先輩いじりを開始します!)(え、ちょっ、一ノ瀬くん!?)