Long story

□3Q
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部活の始まる1時間くらい前に家をでる。
中学校にはすぐにつく。
どうしてそんなにはやくに家をでるかって?

コンビニでお菓子を買うときさんざん迷うからさ!!

コンビニ到着。
真っ先に手に取るのはわたあめ2袋。
もうひとつお菓子はどれにしようか
ミルキーがいいかな、
あぁでも生黒飴も捨てがたい!
そんなふうに悩んでいると10分経過。
やっときめて、ミルキーを手に取る。
そういえば飲み物をかってない!
そして飲み物を決めるのにさらに10分。

今日でもはやくきまったほうだ。
ひどいとひとつきめるのに30分以上かかるときもある。
コンビニを出ると早速わたあめをあける。
わたあめが一番好きだ
毎日食べても飽きない
I LOVE WATAAME!!
そんなことを考えていると後ろから声をかけられた。

「おはよー桜子ちん」

「あっおはようッス!」

振り返ると紫原君と黄瀬君がいた。

「おはよう。今日は黄瀬君も一緒にいるんだね」

「うんー、なんか偶然会ったらついてきた」

「え!?何かひどいッス」

あははと笑いながら、さっき買ってきたカフェオレの容器にストローをさす。
飲むと口の中にカフェオレのほどよい甘さが広がる。

三人で並んで歩く。
私はカフェオレを飲み、紫原君はもくもくとポテチを食べる。
なんかさっきから紫原君にカフェオレを凝視されてる気がするけど
気にしない気にしない。

もうあと一口くらいかな?

カフェオレの容器を軽くふる。
最後の一口を飲もうとすると視界が紫色になった。
また目の前がひらけると、頭上から声。

「おいしーね、これ」

そういいながら紫原君がカフェオレを指差す。
紫原君にカフェオレを飲まれたのか
そう頭の中で理解する。
カフェオレを耳元でふると
液体のぱちゃぱちゃいう音は全く聞こえず、
かわりにストローが容器にあたるコトコトという音が聞こえた。

「わ、私の最後の一口が!!」

そうヒステリックに叫ぶ

「問題そこッスか!?」

黄瀬君が驚いたように言う。

「え、何が」

「えぇ?間接キスになってるじゃないッスか!」

まるで大問題が起こったかのようにいう黄瀬君。

「あぁ、そうだね」

とくにそういうことに嫌悪感を抱かない私は普通に返す。
紫原君も無反応(聞いてないだけかもしれないが)
そんな私たちの反応に疑問いっぱいといった感じの黄瀬君。

「べつに病気になっちゃうわけじゃないしよくないー?」

「ま、まぁそうッスけど・・・」




「それに、桜子ちんとだったら間接ちゅーしても別にいいしー」




ドクンと心臓が跳ね上がり、
顔が赤くなるのがわかった。
はずかしい

仰天!という感じの反応をしながら、
嬉しそうに楽しそうにしている黄瀬君がむかついた。

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