普通科1年F組進学総合コース
□いつも通り
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林「はーいおはよー♪」
冷也たちが教室に入ってきたばかり、冷也の背中を押しながら笑顔で教室へ入ってくるへらっとした温和そうな男。
冷「あー林檎ちゃんだーおはよー♪」
背中を押しているへらっとした男に顔を向けへらっと笑う冷也。
林檎ちゃんと呼ばれたこの男は、1Fの担任の、晴後林檎だ。
林「うん♪おはよう♪」
冷也の顔を覗きこんで笑うと、林檎は教卓についた。
芙「あれー先生、今日ははやいねー」
林「ああ、今日は少しいいことがあってね♪」
その言葉にみんなが林檎を見る。
紅「えっいいことってなになに!?」
林「ふふっ♪」
時「(うわ、なにかたくらんでる)」
ひ「抜き打ちテストでーす♪」
ひろいがチョコを食べながら笑顔でいうと
林「正解っ!♪」
と、林檎がひろいを指差した。
み「ええ!!!?!」
ひ「………え」
光「…自分でビックリすんな」
ひ「まさかほんとにテストだとは…」
楽「ひろいのせいでほんとになったじゃんー」
冷「どう責任とってくれますか」
ひ「じゃあ冷也くんのために弾き語るよ」
冷「うれしいねー♪(弾き語りが)」
林「うれしいねー♪(テストが)」
み「嬉しくねえ!」
冷「ええー…」
林「ええー…」
………噛み合わないやつら。
それでも林檎が決めたテストは始まります。