普通科1年F組進学総合コース
□いつも通り
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執「おくれたー!」
元気良く遅刻してきたのは、1F副担任の的葉執虹。
しかも抜き打ちテスト中。
生徒たちは必死にペンを動かしているので執虹に気づかない。わけではないけどテストに集中。
林「……(¬_¬)ジロ」
林檎が執虹に睨みをきかせる。
執虹は、林檎が腹黒いことを知っているので少し怯んだ。
執「……てすと中だった?」
また睨まれるのは嫌なので今度は林檎にしか聞こえないくらい小さな声で話す。
林「うん!今回はなかなか難しいんだー♪」
そう言ってにやにやする林檎を見て執虹は『こいつまじ性格悪ぃー』と思うのである。
林「はーい、終わりだよー!」
林檎がそう言った時には皆死んでいた。
そして、今日も遊棆が授業に出ていないので林檎はいらっとし、「帰りにあいつの部屋に行って今日のテスト満点とるまで永遠とやらせてやろう」と、ひそかに思うのであった。
さっきまで教室にいたのに、いつのまにか居なくなっているのが、遊棆である。